kumityouの単身赴任ブログ

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日本の将来を想うと、本当にどうしたもんかと・・・



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さて、昨今取りざたされております日本の人口問題

 

総務省は「総人口のピークは08年ごろとみられる」と分析している。

10年の前回調査から96万2607人(0.75%)減少した。総人口減少は1920年の調査開始以来、初めて。
39道府県で人口が減り、大都市圏でも人口減の傾向が出始めた。
65歳以上の高齢者は26.64%と過去最高を更新した

といった、大変悲しい記事ですが、実際の所、どのような未来が待っているのでしょうか。我が子の事もありますので、ちょいと調べてみました。

 

 

こちらの記事によると、下の表のように暗澹たる感じになっております・・・。

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 さらにこちらのブログでも言っておられますが、

1 2040年の総人口はすべての都道府県で2010年を下回る
2 65歳以上人口、75歳以上人口は大都市圏と沖縄県で大幅に増加
3 2040年の総人口は、約7割の自治体で2010年に比べ2割以上減少
4 2040年には、65歳以上人口が40%以上を占める自治体が半数近くに

となるようです。ちなみに元データはこちらになるそうです。もう将来がヤバい感じになるようですが、一つずつ順番に見ていきましょう。

 

東京オリンピックが終わり、その5年後の2025年問題がやばい。

さて、まずは2040年について書く前に、今からわずか8年後の2025年を見たいと思います。なぜ2025年なのかと言うと2025年には「2025年問題」というのがあります。

2025年問題とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎えます。それにより介護・医療費等社会保障費の急増が懸念される問題です。


2025年には日本の姿は、今とは大きく変わってしまい、現在と同水準の人口を維持できるのは、東京・神奈川・千葉・埼玉の首都圏と、愛知・沖縄・滋賀のみ。青森・岩手・秋田・山形・福島の東北各県や、中四国の大半の県は、軒並み1割人口を減らします。

 

人口が減れば税収が減るので、あっちこっちの自治体が破たんに向けて一直線です。さらには働き手も減るのでダメージ大。

また働き方も今とは全く違うものに大変化すると言われ、厚生労働省によると、'00~'10年の10年間で、事務職や工業系技術者は14%、農家や漁師は30%、また土木作業者や建設技術者は40%も減っているそうな・・・。その代わりに、介護関係職員は倍以上に増加し、葬儀関係者も1・5倍に増えてるとの事で、この傾向は、2025年までにますます加速するようです。

要するに若者が減って、老人が増えてしまった結果、何かを作る仕事に携わる人が減り、介護や葬儀に携わる人が激増する。

 

また、厚生労働省の推測によると、2025年には約700万人もの認知症高齢者が出てくるようです・・・。
おじちゃん・おばあちゃん達はボケまくりです・・・
うろうろとあちこちを徘徊するおじいちゃん、幻覚や錯覚を起こしまくるおばあちゃん、果ては暴力暴言などなど若者にはしんどい事この上ない・・・
もう、じわじわと滅びに向かっているとしか思えん状態ですな・・・。

 

そんな世紀末一歩手前の2025年が8年後でした~

 

さらに深刻な2040年!日本の人口が加速してガンガン減っていく!

 冒頭でも引用させて頂いておりましたが、実にヤバい感じです。

1 2040年の総人口はすべての都道府県で2010年を下回る
2 65歳以上人口、75歳以上人口は大都市圏と沖縄県で大幅に増加
3 2040年の総人口は、約7割の自治体で2010年に比べ2割以上減少
4 2040年には、65歳以上人口が40%以上を占める自治体が半数近くに

 

こちらのサイトで2010年と比較して2040年の各都道府県における人口の減少の推移を行ってくれております。(下の図もLM-7さんのサイトから引用させて頂いております。)

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赤色になっている地域は人口が減少し、青色になるほど人口が増えている地域となるようです。見ておりますと、もう日本全土が真っ赤っか・・・。さっきの2025年問題も大概な感じでしたが2040年はもっと悲惨・・・。人口が増えるところの方が珍しい。


んで、先ほどの2025年でも書いた厚生労働省の推測によると、2040年になると認知症高齢者は多ければ950万人出てくるようです・・・。2025年からわずか15年で認知症患者が200万人以上も増加します。

 

 そんないよいよほんとにヤバい感じの2040年でした。ですが、まだこれで終わらない将来の日本!

 

2060年になるともうダメだ・・・

2060年になると、私らが年寄りの仲間入りをしております。私らは俗に言われる「お金のない若者」ですから貯金もあまり多くありません。年金制度はとっくに崩壊していると思いますが、仮にまだ残っていたとしても2015年は2.3人の働き手が1人の高齢者の年金を負担していたが2060年には1.3人で支えないといけない!単純に考えて年金は半分くらいになってしまう。ついでに言えば医療保険制度も高齢者が多すぎてもうだめになってると考えて当たり前。

 

仕事については、先ほどのブログでも書かれておりますように、労働力が圧倒的に不足します。

人口が3割も減るんですから、ものは全然売れなくなります。サービスの利用者も激減します。つまりお金が回らなくなります。商店やサービス業の売り上げが3割落ちて、しかも働いていない高齢者比率が物凄く上がってますのでみんなお金がありません。お店はめちゃくちゃ潰れるし、遊戯施設やスポーツ施設は高所得者用しか残らない。


そうなると「外国人労働者をいれろ」とかいう人が出てきますが、その頃には誰も来てくれないと思います。

 

というのも今、東京都心のコンビニなんかで働いているのは東南アジアの若者ばっか見受けられます。中国人は、コンビニとかにはあまりおらず、百貨店なんかで働いています。これはなぜかと言えば、中国が裕福になったために、安い賃金の労働をせず、高い賃金の所に流れています。さらに彼ら中国人労働者は、中国人観光客を相手取るために、サービス業から引く手あまた!

さらに、彼らは、中国に帰っても賃金が良いので、安い給料の日本で働くぐらいなら自国に帰ります。そんな背景をもとに考えますと、外国人労働者は、「自国よりもお金が稼げるから海外に行って働く」のです。

 

んで、そこから考えたら、「東南アジア各国の外国人労働者をもっとどんどん入れればええがな」と思っていても、今、東南アジア各国は目覚ましい発展を遂げています。マレーシア、インド、ベトナム、フィリピン、ラオスミャンマーとか、物凄く伸びてるんですよ。
40年後には日本はたぶん抜かされてます!

 

そうなると自国で働いていた方がお金になるのに、どうして貧乏になって落ちぶれた国に働きに来るんですか。日本に来るよりマレーシアやインドに出稼ぎいくようになりますよ。てか、日本から若者が海外に出稼ぎに行くようになってる可能性が大です!!ますます若者がいなくなり、労働力が不足する事態に!

 

んで、先ほどの2025年、2040年でも書いた厚生労働省の推測によると、2060年になると認知症高齢者は多ければ1150万人出てくるようです・・・。2025年700万、2040年900万人と順調に増加です。若干伸び率が低く感じるのは、団塊の世代のめちゃくちゃ多い世代がお亡くなりになってるから伸びが鈍化しているだけです。さっきのこの表では2065年ですが、8800万人の人口で考えた場合の認知症高齢者が8人に1人です。ボケまくりです・・・。

 

労働力は少なく、かといって面倒を見なければならない年寄りは多い。さらに出生率も低いので、もう明らかに細々と滅びに向かってるとしか思えない深刻な状況です。かといって、年取って海外に移り住むにもバイリンガルの人ってボケたら自分の母国語しか話さなくなる場合があると以前に書きました。年取ってからの脱出も不可能。

 

ほんと、お年寄りを優遇している場合では無く、前から言ってましたが、未来に投資をしないと、この国は本当に貧しい国になってしまうがな。どういう未来かこれでも分からないという方は、過疎化した田舎を見に行けばよいかと思うよ。あそこが将来の日本の姿でございます。