kumityouの単身赴任ブログ

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グーグルマジで手放すの!?【続編】



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一週間ほど前にグーグルがボストン・ダイナミクスを売却し、「トヨタやアマゾンが購入先候補」と書きました。

 

tanshinhunin.hateblo.jp

 

 

その際に「なんでグーグルは売却するのかな?」って事を想ってましたが、以下の記事にて分析されてました。

newspicks.com

高額なロボットを誰が買うのか

この場合、実用化というのは数年先に市場で製品として売れているような、という意味だ。ビデオを見ていると、箱を持ち上げて棚に上げたりできるから、倉庫での作業も可能だろうし、歩いていって何かを届けてくれるといったこともできるだろうと希望的に感じたはずだ。

だが、これも素人目でしかない。

 

まず値段を挙げよう。旧型の大きなサイズのアトラスは、作るだけで100万ドルと言われていた。これに儲けを上乗せすると、いったいいくらになるのか。こんな高いロボットを誰が買うだろうか。

 

製造方法も問題だ。同社のロボットはすべて手づくりなので、完成するまでに時間がかかる。単なる移動式ロボットではないため、内部の機械は気が遠くなるほど複雑だ。それに、ロボットは組み立てれば終わりではなく、そこからソフトウェアを搭載して延々とテストしなければならない。

 

テストして納品したとしよう。ところが、ロボットはすぐに具合が悪くなるので、ほぼ付きっきりのサポートや開発者が現場で必要となる。つまり、いくらスタスタ歩くロボットができたとしても、市場化はまた別問題だということだ。

 

なるほど。確かにその通りやわ。こりゃあかん。グーグルのビジネスとしての側面で考えた場合、

(1)100万ドル(約1.1億円)で2足歩行型が1台購入できるという事と手作りで納期が遅いっていうのは致命的。趣味用品なんかでよくある「何年待ちでも良いから欲しい!」「いくら出しても良いから欲しい!」という代物とは別だろうから、なかなかに厳しい。

 

(2)産業ロボットで考えるなら、別に2足歩行や4足歩行する必要は無く、単純に決められた作業を行ってくれたら良いだけ・・・。アマゾンなんかは、倉庫の仕分けに使いたいとか言ってたけど、別に単純に仕分けだけしたいならコンベアタイプで自動に割り振りできる機械を導入したら解決するよね・・・?実際に宅配事業者なんかは、すでに取り入れて荷物の仕分けをやってるんだから、わざわざ面倒な自立歩行にする意味が無い・・・。

 

(3)グーグル自体は、ハード系よりもソフト面で強いイメージの会社だから、なかなかハード系の技術については、活用しにくいのかも。

 

 

こうして言われてみると、この自立歩行のロボットは、確かになかなか利益になりにくいのかもね。特に株主主張の激しいアメリカ企業であるグーグルは、将来どういった形で利益化を図れるのか分からない事業ってのは、株主の理解が得にくいのもあるかもなぁ。

 

そうなると取得候補としては、バリバリのハード系のトヨタが、アメリカ企業のアマゾンよりは可能性が高いかもね~。ただ、トヨタがどうやって利益化するかは、読めんな・・・。ただ、ハード系で考えた場合は、トヨタ以上に見受け先として最適な企業ってのも少ない気はするが・・・。

 

また、引用の記事中にあった「ロボットはすぐに具合が悪くなるので、ほぼ付きっきりのサポートや開発者が現場で必要」については、複雑な仕組みで動いている自動車を販売しているトヨタなら、そこは当然解決するだろうし、また、コストの面においても、いざ市場に大量投入となれば、トヨタならコストダウンはいくらでもしてくるので、市場化は大丈夫でしょう。ただ、「どういったモノ」として売り出すかやけど・・・。