kumityouの単身赴任ブログ

単身赴任者kumityouの単身赴任の事、時事、節約など思った事をつづっていきます。

子供のために親としてできる事



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先日、幼稚園に通う娘が教室に落ちていたシールを拾い、それをそのまま持って帰って来た。嫁様が娘に話を聞いた所、娘が言うには「友達の物だと分かっていたが、落ちていて、欲しかったので持って帰って来た」との事だった。

 

嫁様は「人の物を取ってはダメ」と教えたが、娘は「でも、欲しいの」の一点張り。なぜダメなのかを説明しても、言葉は娘の心にうまく届かない。

 

そこで、夫婦二人でどうしたもんかと考えた結果、娘に「なんで人のモノを取ってはダメ」と私や嫁様が言うのか理由を考えさせてみた。言葉もつたない娘ながらに一生懸命考えたようで、一つの答えを出してきた。

 

 

「お友達のだから取ったらダメ。欲しいモノがあれば、パパママに相談する」

 

 

との答えだった。娘なりに親の気持ちを理解し、「人のモノを取ったらダメ」の答えを導き出してくれたようで少しホッとした。それでも夫婦で話し合った結果、少し娘の理解が足らないように感じた。これでは、「パパママに欲しいモノはなんでも言えば貰える」と考えている節があるためだ。さらに、そこでパパママに買ってもらえなければ、「じゃあやっぱり欲しいから取ってしまう」となってしまうかもしれない。また、娘の中に「欲しいモノを手に入れる方法」が分からない事もあるかと思う。

 

 

そこで折角なので、もっと根本の所、「モノを手に入れる」とはどういうことかを学んで欲しいという想いで、小さな透明の貯金箱を買ってきた。「娘が欲しいというものを買うために、お手伝いをするたびにその貯金箱にお金を入れて、その結果欲しいものが手に入る」という「欲しいモノを手にするまで」を学ばせるためだ。その貯金箱を見た娘もノリノリでやる気いっぱい。とりあえず、初めのスタートラインには立てた。

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欲しいモノがあっても、すぐに手に入らず、その為に娘が努力し、苦労し、工夫して手に入れてくれれば、「他の人も同じように努力や苦労や工夫をした結果、モノを手に入れている」という事を学んでくれ、だから「人のモノを取ってはダメ」と想ってくれる事を願うばかり。また一緒に「モノの大切さと価値」「お金を手に入れる事はどういうことか」を学んで欲しい。

 

 

あとは、娘に学んでもらうだけでなく、私にも反省が必要。単身赴任中でさみしくて、ついつい娘の喜ぶ顔が見たくて、娘に欲しいと言われたらホイホイ買ってしまっていた私。「喜んで欲しい」とその時は思って買い与えていた。けれど娘の将来を考えた時、簡単にモノを与えてしまっていたこれまでの行為が、娘に今回のような考えや行動を起こさせていた要因になっていたかもと思い、反省中。

 

 

「教育」って子供に「教えて育てる」ってだけでなく、私ら親も「教わり育つ」って事なんかねなどと、カッコいい事言ってみたけど、本当に気を付けないと駄目ね。

 

 

 

一応、顛末としては、娘が持って帰って来たシールは、きちんと娘から友達に謝って返させ、ごめんねの気持ちとしてシールもプレゼントさせました。また友達のお母さんと幼稚園にも事前に内容をお伝えし、お詫びし、今回は幸いにも事なきをえております。相手の親御様も幼稚園の先生方も良い方達でほんとうに良かった。